小さなうさぎは、子ども部屋のすみっこで暮らすようになりました。
子ども部屋にはたくさんのオモチャたちが暮らしていました。
中でも値段の高いオモチャや機械じかけのオモチャは、
「自分こそホンモノだ」「ホンモノそっくりだ」と言って自慢して、
ただのキレでできているビロードのうさぎを馬鹿にしました。
うさぎは恥ずかしくて、いつも隅っこで小さくなっていました…
(『ビロードのうさぎ』)
西荻在住の若手画家さんとのコラボ企画『杉並歴史絵巻物語』が、
昨日、予定外のアンコール公演が追加になるくらいの盛況のうちに終了。
「終わったとき思わず泣きそうになりました」
相方の画家さんがポッソリ呟いてきた言葉にこちらも胸がジーンとした。
音楽、パントマイム、影絵、そして昨日の絵巻。
これまでご一緒させていただいたことのある物語屋の相方。
別分野とのコラボのとき物語屋の物語は、
おそらく「引き立て役」という位置づけに回るのだと思っている。
物語というのはパフォーマンスや絵が一緒にあるときその前で自己主張するものではないと思う。
特に昨日みたいに、
いい絵は描くのになかなか表に出るきっかけがつかめなかった若い画家さんが、
終わったあと、
「凄い」「凄い」をみんなから連発され相好を崩しているのを見ると、
そこに物語屋の物語が何がしかになれていたのだとしたら、
というか、
なれていることを願う。
今週末、地元の施設の“春祭り”にお声がけをいただき、
コラボなしでの、物語屋ピンでの舞台がある。
久しぶりに、一人で、本格的に、物語を、語る、場。
ここのところ、
たぶん「自分の語りの価値」みたいなところが見えなくなってきているのか、
他の人とコラボをしたり、一人でやるときも狂言やったり落語やったり、
本格的な物語にピンで臨むのがちょっと怖くて避けていたところが、実はある。
実は他の人とコラボするのは、つまり引き立て役に徹するっていうのは、
ある意味楽だったりするところも、ある。
お時間ご興味ありましたら、
相方がいるときとは違う、
物語屋が一人で語る物語に触れに来ていただければと思います。
(というか、「違う」ものにしないとなりませんね…)
2013年3月30日(土)
14:30~ ※ 無料
演目:「お花見と桜餅のお話」『ビロードのうさぎ』 ほか
JR中央線西荻窪駅 北口徒歩15分
ゆうゆう今川館(地図)
子ども部屋にはたくさんのオモチャたちが暮らしていました。
中でも値段の高いオモチャや機械じかけのオモチャは、
「自分こそホンモノだ」「ホンモノそっくりだ」と言って自慢して、
ただのキレでできているビロードのうさぎを馬鹿にしました。
うさぎは恥ずかしくて、いつも隅っこで小さくなっていました…
(『ビロードのうさぎ』)
西荻在住の若手画家さんとのコラボ企画『杉並歴史絵巻物語』が、
昨日、予定外のアンコール公演が追加になるくらいの盛況のうちに終了。
「終わったとき思わず泣きそうになりました」
相方の画家さんがポッソリ呟いてきた言葉にこちらも胸がジーンとした。
音楽、パントマイム、影絵、そして昨日の絵巻。
これまでご一緒させていただいたことのある物語屋の相方。
別分野とのコラボのとき物語屋の物語は、
おそらく「引き立て役」という位置づけに回るのだと思っている。
物語というのはパフォーマンスや絵が一緒にあるときその前で自己主張するものではないと思う。
特に昨日みたいに、
いい絵は描くのになかなか表に出るきっかけがつかめなかった若い画家さんが、
終わったあと、
「凄い」「凄い」をみんなから連発され相好を崩しているのを見ると、
そこに物語屋の物語が何がしかになれていたのだとしたら、
というか、
なれていることを願う。
今週末、地元の施設の“春祭り”にお声がけをいただき、
コラボなしでの、物語屋ピンでの舞台がある。
久しぶりに、一人で、本格的に、物語を、語る、場。
ここのところ、
たぶん「自分の語りの価値」みたいなところが見えなくなってきているのか、
他の人とコラボをしたり、一人でやるときも狂言やったり落語やったり、
本格的な物語にピンで臨むのがちょっと怖くて避けていたところが、実はある。
実は他の人とコラボするのは、つまり引き立て役に徹するっていうのは、
ある意味楽だったりするところも、ある。
お時間ご興味ありましたら、
相方がいるときとは違う、
物語屋が一人で語る物語に触れに来ていただければと思います。
(というか、「違う」ものにしないとなりませんね…)
2013年3月30日(土)
14:30~ ※ 無料
演目:「お花見と桜餅のお話」『ビロードのうさぎ』 ほか
JR中央線西荻窪駅 北口徒歩15分
ゆうゆう今川館(地図)